2015年に第3のコペンとして「コペンセロ」が販売開始されました。
新型コペンセロは、角ばったヘッドライトのコペンローブと比較して、丸目のヘッドライトが特徴的です。男っぽいローブと、愛嬌のあるかわいらしさのあるセロといった感じですかね。先代のl880kコペンの丸目デザインが大変人気で惜しまれながらも生産中止になってしまったこともあり、新型コペンでも丸目のセロは人気度が高いようです。
あなたも新型コペン(la400k)の購入を検討しているにあたり、
「コペンを購入するなら丸目のセロだけど、セロとセロSって一体何がどう違うのか?」
と疑問に感じていらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、人気の丸目の新型コペンセロとセロSの違いを紹介します。
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セロとセロSの違い
標準装備の違い
まずはセロとセロSでは標準装備が違います。
セロSはよりスポーティーさを意識した装備が充実していて
- レカロシート
- ビルシュタイン・ショックアブソーバー(ダンパー)
- MOMOステアリング(ハンドル)
が標準装備されています。
*レカロシート

標準セロのシートと乗り比べてみると分かるのですが、セロSのレカロシートは、クッション性があり運転していてもあまり疲れを感じません。かといってふわふわ柔らかすぎるわけでなく、低反発枕のように適度な柔らかさで、山のワインディングロードなどで多少スポーティーな走りをしても、体をがっちりホールドしてくれるので、運転姿勢が崩れることなく、とても安心して身を任せることができ、運転に集中することができます。
*ビルシュタイン・ショックアブソーバー

ショックアブソーバー(ダンパー)で有名なドイツのビルシュタイン社のダンパーです。
私は標準タイプのコペンにも試乗したことがありますが、標準タイプの新型コペンも足回りはやや硬めにセッティングされていて、ビルシュタインを装備したSグレードの乗り心地とあまり違いは感じませんでした。
新型コペンの乗り心地は、足回りが硬い分、やや段差や路面の舗装が雑な道路では「突き上げ」が気になりますが、その反面、カーブなどのコーナリングでは、「自分が狙ったラインで曲がれる」という運転の楽しさを実感できると思います。
私が新型コペンで最も気に入っている部分が、コーナリングの気持ちよさです。本当に路面に吸い付くようにグイグイ曲がれます。

Sグレードの新型コペンには、トランクの左後ろにビルシュタインのエンブレムが貼ってあります。
*MOMOステアリング

スポーティーなステアリングとして有名なMOMOステアリング。
人間工学に基づいてデザインされた独特なステアリング形状のハンドル。ハンドルの操作感としましては、やや重めな印象を受けました。かといって、操作しにくいわけではなく、女性でも十分楽に操作できるレベルです。なんと言いますか、「おもちゃ的な安っぽい軽さがない」ということです。
また、運転席のドアを開けると真っ先に視界に飛び込んでくるので、MOMOステアリングを見るだけで「よし!これからドライブ楽しもう」という高揚感がひしひしとこみ上げてきます。ドライブ前のワクワク感はとても大切です。
ちなみに、標準タイプのセロのハンドルは

ステアリングのセンターロゴはダイハツのロゴになっています。
標準タイプのセロでも、オプションでMOMOステアリングを取り付けすることができますが、ステアリングの値段は5万5千円ほどだったと思います。(正直、少し割高感)
コペンセロとセロSの装備の違いは以上です。当然、装備が違うので価格にも反映されます。次は、セロとセロSの価格の違いについて確認してみましょう。
価格の違い
新型コペンセロのグレード別車体価格(乗り出し価格ではないので注意)
車種 | MT or CVT | 標準 | S |
セロ | 5MT | 1,927,800円 | 2,127,600円 |
CVT | 1,906,200円 | 2,106,000円 |
コペンセロと、セロSの価格の違いを比較してみると、5MT、CVTともに標準とSグレードでは19万9800円の価格差があります。
Sグレードでは、先ほど紹介しました
- レカロシート
- ビルシュタインショックアブソーバー
- MOMOステアリング
の3つの装備の価格がプラスされているといった感じですね。
約20万円の価格差は高い?安い?

標準セロとセロSでは、上述の通り約20万円の価格差があるわけですが、「20万円の価格差」となると少し躊躇してしまうかもしれませんね?
要は
- レカロシート
- ビルシュタインダンパー
- MOMOステアリング
に20万円出すほどのメリットがあるか、という問いかけになりますが、私としましては、20万円の価値は十分あると思います。
この3つの中で唯一、ビルシュタインダンパーだけは、効果が「?」と感じる部分ではありますが、レカロシートに関しましては、標準コペンのシートに比べてクッション性があり運転が明らかに楽です。
また何より、レカロシートとMOMOステアリングは、車内のイメージをグッとスポーティーな印象に引き締めますし、デザイン面だけではなく「レカロシートに座って、MOMOハンドルを握っている」という特別感が、運転中だけでなく、運転前から気分の高まりを感じることができるので、心理的な面でもドライブを楽しむ重要な要素だと思っています。
現に、私はコペンローブS(mt)を購入して、すでに2ヶ月を経過しましたが、未だにコペンのドアを開けて、レカロとMOMOが視界に入る度、条件反射的な気分の高揚を体感しています。
ちなみに、私の場合、コペンローブS(mt)はディーラーの試乗車落ち認定中古車を購入しました。3年落ちの走行距離1880kmという大変状態のいい中古車です。また、約15万円相当のダイヤトーンナビもついて、乗り出し価格が189万円だったので、正直いい買い物ができてラッキーだと思っています。
私のように、
- 試乗車落ち
- 登録済未使用車(=新古車)
を探して、運良くセロSを格安に購入できる可能性もあります。ただ、セロは人気が高い上、セロSとなると更に希少性が高いので、正直、誰もが欲しがる状態のいい車両は早い者勝ちの状況です。
もし、「20万円の価格差はちょっと躊躇してしまうけれど、本音としてはセロSが欲しい」という方がいらっしゃいましたら、私がコペンローブS(mt)を格安に購入するまでの流れを参考にしてください。正直、腰を据えて探してみるだけの価値は十分にあると思います。
>> 新型コペンのお得な中古車の探し方のコツ!販売店に「探してもらう」が王道
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